目次
- 1日目
- 2日目
- 3日目
- 走行地図
3日目
3日目スタート
起きる時間は決めていなかったが、4:45に目が覚めた。
暑い中でも良く寝られた。日ごろからクーラーのない暑い部屋で寝ているのが良い訓練になっていたようだ。
片づけ中に、低木に登っているヤドカリを見つけた。
木に登るヤドカリはちょっとめずらしい。
伊計島を出発
テントを片付け出発する。
途中、伊計島の漁港で景色を見る。
少しゆくってから浜比嘉島へ向かう。
島内を細かく見て生きたいが、今日中に沖縄一周を終える予定のため、今回はパスする。
宮城島は通り過ぎるだけだったが、いずれ詳しく探索したい。
起伏に富む島なので何かありそうである。
平安座島
平安座島(へんざ)の一直線道路を堤防の絵を見ながら進む。
この島のローソンでおにぎりを買ってから、橋を渡って浜比嘉島に行く。
平安座島は、石油基地しかないイメージであるが、郵便局、ガソリンスタンド、コンビニ、駐在所など便利な施設がそろっている島である。
浜比嘉島へ
橋を渡って、すぐ左折し、アマミチューという小島に行く。
小島の中には散歩道がある。
アマミチューとはアマミキョという女神を拝む場所とのこと。
シルミチュー
しばらく進むと塩工場になっており、ここで行き止まりである。
この島には一周道路がない。
近くにシルミチューという小島群があるようなので寄ってみた。
その後、道を引き返し、道路の反対つきあたりまで進んでみる。
浜比嘉島ビーチ
道路の反対つきあたりは、ビーチになっていた。
囲い込みされていない自由に入れるビーチでテントもいくつか張られている。売店などもあり少しにぎやかである。
ここでキャンプすればよかった。
次は、本島に戻り藪地島へ向かう。
藪地島のジャネー洞
藪地島(やぶち)に橋を渡って入る。
なぜか家が1軒しかない。畑が少しだけあり、基本的に島名通り、藪(やぶ)だらけである。
この島の奥にジャネー洞があるのだが、道の両側は草木でせばめられており、車だとキズがついてしまうはず。
レンタカーでは訪れにくい場所。
ジャネー洞の案内口あたりはやや寂れており、ネコが一匹座っている。
とりあえず、ジャネー洞を見学しに行く。
思った以上に広い。少し洞窟内に入ってみたが、暗いので奥まで行かなかった。
先史時代の遺跡があるらしく、発掘中になっている箇所がある。
洞窟の反対側へ行くと、極小の浜になっていた。ヤドカリがやたら多い。
あとで調べたところ、藪地島はハブが多いことで有名とのこと。
洞窟の奥まで行かなくてよかった・・・。
藪地島とネコ
洞窟からバイクに戻ると、ネコがまだいた。
おにぎりを取り出すとよってきた。
かなりやせ細ったネコだったので、おにぎりをほとんどやる。
ここはレンタカーが来にくい場所なので、観光客も少ないのだろう。
島を出る途中にもネコがいた。姿が似ていたので兄弟か親子かもしれない。このネコは敏捷で即逃げした。
この島を出るとき、橋の景観がよかったので一休みすることにする。
つぎは、勝連の半島をできるだけ海側を走ることにする。
勝連半島の南側
勝連半島の南をできるだけ海側を通る。
自衛隊基地があり、たぶん護衛艦が見えた。
途中、墓にしては妙な場所があった。
このあたりの道路は不法投棄が目立つ。
しばらく進むと勝連城が下から見えた。
ごみはないけど汚い川あたりで、勝連半島は終わり。
次は知念半島に向かう。
南部へ
うるま市、北中城、中城、西原、与那原を一気に走りぬけ南城市に入る。
途中、西原・与那原マリンパークで少し休憩する。
首里城などいろいろ見て周りたいところだが、今回は島尻方面を中心に探索したいのでパスする。
知念半島の北側
南城市に入り、知念半島に突入。
国道331号線を北側にはずれ、ローカル線を走る。
北側にまっすぐな一本道路はないようで、道は複雑に絡んでいる。
畑、工場、密集住宅地を右折左折しながら進む。
知念半島の低い山々が見えてあたりで、国道331号線に戻る。
知名崎
知名崎に立ち寄る。
ここから知念岬が見える。ここは知念岬とことなり静かな場所である。釣り人が何人かいた。
小高い山がとなりにあり、少し歩ける場所があるようだ。墓だらけだけど。
知念崎
知名崎を発ち、知念崎へ向かう。
途中、サンサンロードに寄り道したが、ただの有料ビーチだった。
そのまま通り過ぎて知念崎へ。
知念崎は知名崎と違い、環境客が多く 非常ににぎやか。時間もおしているので少しだけ見て次へ進む。
知念崎から奥武島へ向かう
奥武島へ向かう途中、
無名の無人島と、私設化されているアーヂ島という小島があった。
アーヂ島はまだ管理されているようだが、廃墟化したとき いい感じの名所になりそうである。
奥武島
橋を渡り奥武島へ。
入島直後は、古宇利島のような印象を受けたが、中は町になっている。
見所は、島の南にある小島。車で渡っていけるようになっている。
小島には景観にマッチした廃墟がある。
てんぷら屋が有名のようであり、お客が非常にたくさんいた。
島を一周したところで、平和の塔へ向かう。
平和の塔
南城市から八重瀬町を通り越し、糸満市に入る。
少しの時間だけ平和の塔に寄る。
いろいろ見学したいが次回の機会に。
荒崎
荒崎への道は、入り組んだ農道であり迷った。
そして、暑い中やっとの思いでたどり着くと見たことがない景色が広がっていた。
非常に広い岩の平原である。今回の旅で一番の発見だった。
岩の平原には、海岸に生える植物が多く見られる。
また、海からある程度離れている場所に貝がいた。
この場所は乾いており陸上の植物が生えている。
陸上の植物のそばに貝がいるという奇妙な光景であった。
これだけ広ければ、このあたり独自の生態系もありそう。
海ぎわは、それほど高くはない崖である。
大きなうねりの波が打ち寄せてくる。
釣りをしている人もいた。
荒崎は沖縄最南端である。
また太平洋と東シナ海の境界とのことである。
さて、家へ帰ろう。
糸満市から豊見城市へ
走行中、遠くに渡嘉敷島が見えた。
起伏に富み、多くの自然と風景が見られそうな島だ。
次の旅は渡嘉敷島にしようか。
瀬長島
豊見城を出る直前に、瀬長島への案内標識で出ている。
沖縄に長らく住んでいて初めて聞く島名である。
さっそく寄ってみる。
砂浜やリゾートが並ぶなかなか良い場所である。
那覇近くにこんなところがあったとは。
残波岬
那覇、浦添、宜野湾、北谷をできるだけ海側の道路を選びながら、一気に走り抜ける。
北谷のイオンライカム店へ寄り道しておみやげを買う。
嘉手納あたりで、国道58号線から県道6号線に移動し、読谷村内に入る。
読谷村は田舎だと思っていたが、かなりの町であった。
早速、読谷村の残波岬へ向かう。
もう日が暮れかけていたが、まだ非常に大勢の観光客がいた。
次は真栄田岬に向かう。
真栄田岬
真栄田岬は有料施設化していた。
入るのをためらったが1時間100円と良心的なので入ることにする。
ここもやはり観光客でにぎわっている。
青の洞窟というシュノーケリングスポットは、ここから行けるようである。
真栄田岬の大岩あたりで結婚式が行われていた。
外国人のようであり、少人数の式だった。
そのため大岩に近づくのは今回は控えることにする。
駐車場をでるとき、自動清算機でゲートが開く仕組みになっている。
外国人がこれにかなり手間取っているようで渋滞になっていた。
自分が出る番のとき、係りの人が来てバイクは無料と告げられた。
恩納村のイグアナ岩、ワニ岩、カメ岩
58号線バイパスに分岐する交差点付近から見える、イグアナ、ワニ、カメに似た小島を眺望する。
バイパスを通らず、旧58号線を通り、万座毛に向かう。
万座毛
万座毛は特に観光客が多い。
あちこちから聞こえてくる会話から、どうやら夕日を見に来たようだ。
ちょうど、太陽が沈む直前である。
しかし、すっぽりと入道雲に覆われてしまい、夕日は見られなかった。
「来て損した」という子供の声が聞こえてくる。
夕日の裏側は恩納岳になっている。
太陽をバックに照らし出されているので眺めが良い
こうもり男
「ちぬまん」。
こうもり男でない。
ちょうど月をバックにしていた。
太陽は沈んだが、まだ少し明るい。
この辺りはインブビーチくらいの場所。すぐとなりは名護である。
名護市街
名護市街に入る。
もう大分、暗くなってきた。
イオンに立ち寄り、はなまるうどんを食べに行く。
本部半島
本部半島を南から一周する。
あとで、思い出したのだが瀬底島を忘れてしまった!
またもや、不完全一周に。
海洋は区記念公園のドリームセンターがライトアップされていたので撮影する。
撮影数秒後、ライトアップが消えた。ものすごいギリギリタイミングであった。
どうやら21時にライトアップを消すようである。
次は今帰仁村へ。
出発地点でありゴール地点であるワルミ大橋へ最後の走行。
沖縄一週!
21:30くらいに最初の出発地点であるワルミ大橋近くのリカリカに到着する。
全走行距離は570km、所要58時間。
原付の旅はたいへんなことも多いが、細い農道も通れたりと利点も多くある。
小回りがきき、自由に駐車できるので寄り道がたくさんでき、十分休憩できた。なのでそれほど疲れは感じない。
今回の旅でも新たな発見がいくつかあり有意義であった。
ただ、二泊三日では短す、思い残すことが多くある。細かく見ていくとするならば一週間くらいは必要だろう。
10年後くらいにまた挑戦しようかな。
終わり
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