Windows10にSQLiteをインストール→テーブル作成まで | Windows向け
SQLite3について
SQLiteは2GBまでというのが定説だった。
しかしSQLite3からは最大128TiBまで扱える。
ただ所詮はファイルなのでOSのファイルシステムに依存することになる。ファイルシステムがFAT32だと最大容量4GBないし、2GBなのでSQLiteも2GBか4GBになってしまう。
FAT32のPCがまだあるのか分からないが、別のPCでSQLite3を動かすには注意が必要だ。
2021年現在、Windows搭載PCではNTFSがよく見られる。NTFSの1ファイル容量制限はない。
つまり128TiBまで扱えるということになる。実際のところはどうなのかは未検証。
TiBはテビバイトといい、2の40乗を表す。TiBは1TBと近い値だが同じではない。
ファイルシステム
SQLiteのデータベースファイルで大きなデータを扱うこともあるかもしれない。なのでosごとのファイルシステムと最大ファイル容量について気にとめておく。
とはいえ2021年現在、動画ファイルを頻繁に扱うようになり数GBのファイルなど珍しくなくなった。そんなに気にする必要もないだろう。
ファイルシステム 説明
FAT32
1ファイルの容量は4GB。(Windows98系は2GB)
2021年現在は見かけない。
NTFS
1ファイルの容量制限なし。 2021年現在使用している私のパソコンはこれだった。macOSでは読み取りのみで書き込みはできない。
exFAT
マイクロソフトのものらしいがMacでも利用可能。内臓ハードディスク向けではない。USBメモリ向けかな。2の64乗バイトまでサポートという情報がある。
HFS
1ファイルの最大サイズは約2GB。Mac用。2016年にサポート終了
HFS+ / APFS
Mac用
インストールからテーブル作成まで(Windows10向け))
SQLiteの入手
https://www.sqlite.org/download.html
ダウンロードしたzipファイルを解凍してsqlite3.exeを入手。
他の2ファイルは比較ツールと分析ツールらしい。
sqlite3.exeを任意のディレクトリに配置する。
今回の例では「C:\Users\user\git\test」ディレクトリにsqlite3.exeを配置する。
データベースのファイルを作成
cd C:\Users\user\git\hoge
コマンドプロンプトを立ち上げ、データベースファイル(例:animal.sqlite3)を作成およびアタッチ状態にする。すでにデータベースファイルが存在するならアタッチ状態になる。
アタッチ状態になるとSQLの実行が可能になる。また、データベースファイルがまだ存在しない場合、テーブルを作成したタイミングでデータベースが作成される。
cd C:\Users\user\git\test
C:\Users\user\git\test\sqlite3.exe animal.sqlite3
CREATE TABLE nekos (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, neko_name VARCHAR(50));
INSERT INTO nekos(neko_name) VALUES ('臆病猫');
SELECT * FROM nekos;
データベースへのアタッチ状態は「.exit」コマンドで抜けることができる。
作成したデータベースファイルは様々なプログラム言語で動かすことができる。
データ編集したいなら編集ツールもあまたに存在する。私は「DB browser SQLite用」を利用している。
終わり。
補足
PHPやRubyからSQLiteを用いる場合、sqlite3.dllが必要になるようだ。
こちらも同じサイトからダウンロードできる。
https://www.sqlite.org/download.html
Pythonの場合は最初からパッケージに含まれていることがある。WinPythonの場合、最初からパッケージに含まれていたので何もする必要はなかった。
2021-12-22