Yumとは

YumはCentOSの基本的なパッケージ管理ツール。
各種ソフトウェアが集まっているリポジトリを管理しており、ソフトウェアの新規インストールや更新などができる。
Yumは「ヤム」と発音されているようだ。
YumはRedHat系ディストリビューションで使われているため、同じRedHat系であるFedoraでもYumコマンドは使える。 逆にDebian系(Ubuntuなど)ではYumではなくAPTが使われているとのこと。

Yumに類似するコマンドにrpmがあるが、Yumはrpmの上位版である。
Yumの後継にDFNなるものができているようだが、現在(2020年)はYumが主流。

Yumコマンドでソフトウェアをインストールする例。Apache(httpd)をインストール。
	$ yum install httpd

パッケージ一覧を表示する | yum list

インストール済み、未インストールに関わらず、すべてのパッケージを一覧表示する。
$ yum list

パッケージ名を指定して絞込み表示。ワイルドカード「*」の指定が可能。
yum list php*

インストール済みのパッケージを一覧表示 | yum list installed

すべてのインストール済みのパッケージを一覧表示
$ yum list installed

パッケージ名を指定して絞込み表示。ワイルドカード「*」の指定が可能。
$ yum list installed python*

yum list available まだインストールしていない利用可能なパッケージを一覧表示 | yum list available

すべての未インストールのパッケージを一覧表示
$ yum list available

パッケージ名を指定して絞込み表示。ワイルドカード「*」の指定が可能。
$ yum list available python*

wgetコマンドとは

ファイルのダウンロードほか、Webサイトや特定の階層を取得できるコマンド。
参考サイト


wgetコマンドがありません | bash: wget: command not found

yum install wget

wgetコマンドがインストールされているか確認するコマンド
yum list installed | grep wget

PHPをアンインストールする

$ sudo yum remove php-*

Failed to set locale, defaulting to C.UTF-8 | ロケール環境変数

「$ yum check」などで下記のエラーが生じたとき。
Failed to set locale, defaulting to C.UTF-8
下記のコマンドでロケール環境変数にCをセットしてやると解決する。
$ export LC_ALL=C
「export」は環境変数を設定するコマンド。
Cを設定することによりUTF-8が設定されるようだ。詳細は未定。

下記コマンドを実行するとロケール環境変数を確認することができる。
locale -a

キャッシュクリア | yum clean all

$ yum clean all