Laravel10で従来の開発環境を構築 | XAMPP, jQuery, ログインまわり（Breeze）

前提

• Windows 環境
• XAMPPがインストールされ、Apacheが使用できる状態
• Composerがインストール済み
• Node.jsは今回の手順では不要
• データベースはsqliteまたはMySQLが利用可能

手順詳細

1. XAMPPでApacheを起動しておく

XAMPPのコントロールパネルから「Apache」をStartします。これでローカルサーバーが使える状態になります。

2. 任意の場所にプロジェクトのディレクトリを作成

mkdir minisched
cd minisched

プロジェクトのベースディレクトリを作成し、ここにLaravelファイルを配置します。

3. Laravel10.3.3のプロジェクトを作成

composer create-project laravel/laravel:^10.3.3 dev
cd dev

"dev"というサブディレクトリにLaravelをインストールします。

4. Breezeパッケージをインストール（ログイン機能）

composer require laravel/breeze --dev

シンプルなログイン・登録機能を持つBreezeを導入します。

5. 最初のマイグレーションを実行

php artisan migrate

標準のusersテーブルなどを作成します。

6. BreezeをBlade版でインストール

php artisan breeze:install blade

Bladeテンプレートエンジンを利用したシンプルな認証UIをインストールします。

7. Breeze導入後、再度マイグレーション

php artisan migrate

認証関連のテーブルをDBに反映させます。

8. データベース設定について

• sqliteを使う場合：.env編集不要
• MySQLを使う場合：.envに以下を記述

  DB_CONNECTION=mysql
  DB_HOST=127.0.0.1
  DB_PORT=3306
  DB_DATABASE=データベース名
  DB_USERNAME=root
  DB_PASSWORD=

9. シンボリックリンクを作成してXAMPP配下にパスを通す（必要な場合）

cmd /c mklink /D C:\xampp\htdocs\minisched C:\Users\user\git\minisched

管理者モードのPowerShellで実行します。仮想的にリンクを作り、localhostからアクセスできるようにします。

10. ブラウザでトップページにアクセス

http://localhost/minisched/dev/public/ にアクセスし、Laravelの初期画面が表示されれば成功です。

11. 登録画面からユーザー登録・ログイン

http://localhost/minisched/dev/public/register にアクセスして、ユーザー登録＆ログインを確認します。

まとめ図

[XAMPP起動]
      ↓
[プロジェクト作成 → minisched/dev]
      ↓
[Breezeインストール → migrate2回]
      ↓
[シンボリックリンク設定（必要時）]
      ↓
[http://localhost/minisched/dev/public/ にアクセス]
      ↓
[registerからユーザー登録＆ログイン確認]

メモ

• Breezeは簡単なサンプル認証には最適。
• シンボリックリンクは複数案件対応に便利。
• php artisan migrateは頻繁に使うので習得必須。