⏳💬 辛抱強く,そして毅然と子供を教える

👨‍👩‍👧‍👦 子育てには多くの喜びがある一方で、忍耐もつきものです。

🙏 クリスチャンとして子どもを育てようとする場合、なおさら難しさを感じることもあるでしょう。

👶 小さな子どもの頃は、親の言うことに素直に従ってくれる時期もありますが、それでも一度で理解し行動に移せるわけではありません。申命記6章6、7節にあるように、「家で座るときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも」教える必要があり、日常の繰り返しと辛抱強さが求められます。

🧒 やがて子どもが10代に入ると、自分で選択し判断する場面が増えていきます。親は子どもがエホバに喜ばれる選択をしてくれることを願うものです。

😥 しかし現実には、「どうしてそんな決定をしたのか」と首をかしげたくなるような選択を子どもがすることもあります。

🧭 実際に10代の若者が踏み外しやすい道には次のようなものがあります:

🌀 これらは、自己主張や好奇心、承認欲求、メディアやSNSの影響、怠け癖、目標を見失っているなどの問題が関係してきます。だからこそ、繰り返し教え、忍耐強く導くことが欠かせません。

📢 教える際、ただ子供に情報を伝えるだけでは不十分です。子ども自身が納得していなければ、結局、間違った決定を下すかもしれません。 この点で、格言 20:5のアドバイスが役に立ちます。

「人の心の考えは深い所にある水のようだ。識別力のある人はそれをくみ上げる」
― 格言20:5

🔍 親は、子どもの心の深い部分にある本音や悩みを引き出すために、上手な質問と耳を傾けてよく聞く姿勢を持つ必要があります。

🧱 もちろん、いくら丁寧に向き合っても、毅然とした態度を取らざるを得ない時もあります。格言23:13に 「少年を懲らしめるのを控えてはならない」とある通りです。

🚧 愚かな道に向かって突き進む子どもには、親が規則を設け、明確に線を引く必要があります。

⚖️ 世では、親と子は対等であるべきであり、規則を設けていけないという風潮もありますが、それは危険な考えです。 親は子供に対して規則を設ける際、子供の賛同は必ずしも必要とするわけではありません。エホバは親に子供導く権威を託していることを忘れてはなりません。

😡 子どもを正しい道へ導こうとする中で、親自身も感情に向き合う必要が出てきます。時には怒りを感じることもあるでしょう。この点で、エフェソス4:31が重要な視点を与えてくれます。



😡 怒りにまかせた懲らしめの危険性

エフェソス 4:31を読む。次の質問をする。

怒りにまかせて子供を懲らしめるべきでないのはなぜですか。

「あらゆる悪意,怒り,憤り,わめき,暴言など,一切の有害な事柄を捨て去ってください」
― エフェソス 4:31

怒りにまかせて子供を懲らしめるべきではない理由は、聖書の原則と人間の心の働きを考えると明らかです。以下に、エフェソス 4:31を中心とした考察を紹介します。

1. 🔥 怒りは「有害な事柄」とされている

この節は、怒りや暴言を「有害」と明言しています。つまり、懲らしめがどれだけ正当であっても、怒りを伴えば子どもの心に害を及ぼす可能性があるのです。

2. 🧠 怒りは冷静な判断力を奪う

親が怒りに支配されると、子どもの動機を理解せずに対応してしまいがちです。その結果:

3. 👂 子どもは怒鳴り声より「感情」に反応する

怒鳴られると、子どもは話の中身より怒りのトーンや表情に気を取られ、教訓が心に届きません。

4. ❤️ 教育の目的は「心の導き」

懲らしめの目的は罰ではなく導きです。
箴言22:6は「子どもをその行くべき道に従って教育せよ」と語っており、価値観を根付かせるには愛と識別力が欠かせません。

5. 🙏 エホバの懲らしめは愛に基づく

ヘブライ12:6によれば、エホバは愛する者を懲らしめます。しかしそれは感情的な怒りではなく、理解と忍耐に基づいた導きです。親もこの模範に倣うべきです。

🔚 結論

怒りにまかせた懲らしめは、子どもの成長にとって有害であり、教育としても効果的ではありません。親が愛と冷静さをもって子どもに接するとき、子どもはその愛を感じ、内面から変わろうとするのです。

エフェソス4:31は、子育てにおける感情コントロールの重要性を教えてくれる、大切な指針と言えるでしょう。



🌱 行動と結果の法則を教える大切さ

ガラテア 6:7を読む。次の質問をする。
行動によって結果が変わることを親が子供に教えるのが大切なのはなぜですか。
「思い違いをしてはなりません。神はご自分を侮る者を大目に見ることはありません。人は自分がまいているものを必ず刈り取ることになります」
― ガラテア 6:7

子どもに「行動によって結果が変わる」という原則を教えることは、人格形成・道徳的責任・信仰教育の上で非常に重要です。特に、ガラテア 6:7の聖句はこの点を明確に示しています。

1. 🎯 責任感と自己コントロールを育てる

行動に結果があることを教えると、子どもは自分の選択に責任を持つ心を養えます。嘘をつけば信頼を失い、誠実なら信頼される──この繰り返しによって、自立した人格が築かれます。

2. 🚦 善悪の判断基準を持てるようになる

「これは良い種」「これは悪い種」と区別して教えることで、子どもは単なるルールとしてではなく、自分の意思で善を選ぶ力を育てます。誘惑に強くなる基礎がここにあります。

3. ⏳ 「今」と「未来」をつなげて考える力

子どもは目の前の楽しみに流されがちです。しかし、今の行動が未来にどう影響するかを学ぶことで、先を見据えた判断ができるようになります。

4. 🙏 神の正義と愛を理解する助け

まいた種を刈り取るという法則は、厳しさだけでなく神の公正と愛の現れです。良い行動は必ず報われ、間違いも悔い改めれば癒やされる──このバランスが子どもに健全な神への信頼を育てます。

🔚 結論

「行動には結果が伴う」と教えることは、子どもが人生を自分で歩み、神の前に責任を持つ人になるための土台です。

親はただ命令するのではなく、選択の自由とその結果を丁寧に教えることで、子どもが自分の信仰と将来を築けるよう助けることができます。

🌾 ガラテア6:7の原則を通して、子どもは良い種をまき、豊かな実を刈り取る人生を送るようになるでしょう。



動画

「『辛抱し,愛を抱いて互いに寛容であってください』 子供たちに」の動画

https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&lank=pub-mwbv_202507_1_VIDEO(4分)
この動画からどんなことを学びましたか。

🌟 最終結論

子どもが誤った選択をしそうなとき、

怒りではなく理解を示し、

行動の責任信仰の重要性を教えることが大切です。

🔑 辛抱強く、毅然と、愛をもって導く――それが、神から託された親の尊い務めです。